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化学の歴史―プロメテから原子力まで (1967年) (現代の科学〈3〉)価格: 399円 レビュー評価:5.0 レビュー数:1 第一章 古代
火と石
金属
ギリシャ人の「元素」
ギリシャの「原子」
第二章 錬金術
アレキサンドリア
アラビヤ人達
ヨーロッバにおける復興
錬金術の終わり
第三章 転換期
測定
ボイルの法則
元素についての新しい見解
フロジストン
第四章 気体
二酸化炭素と窒素
水素と酸素
測定の勝利
燃焼
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夜来たる 長編版 (創元SF文庫)価格: 966円 レビュー評価:4.5 レビュー数:8 なんだか、長篇板「夜来たる」と短編集「夜来たる」のレビューが混ざってしまっている気がするのであるが、大丈夫だろうか。
シルヴァーバーグが長篇化した「夜来たる」ではなく、そのオリジナルたるアシモフ自身による短編集「夜来たる」の本だと思い、解説する。
アシモフの短編集「夜来たる」は凄い傑作集である。そもそも、この短編集は、アシモフの初期短編の中から、アンソロジーに収録されて個人短編集に収録されなかった可哀想な短編を集めたものであり、さながら、ちょっとしたアシモフの初期短編のベスト短編集のおもむきをなしているのだ。アンソロジーに収録された出来の良い短編の集成なのである。
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アシモフのミステリ世界 (ハヤカワ文庫SF)価格: 882円 レビュー評価:3.0 レビュー数:1 SFもミステリも論理を重んじる、という点では、冒頭でアシモフが力説するように、同じ要素を持っている。ただ、舞台を霧のロンドンやニューヨークのスラムや華やかりしパリから宇宙や惑星へ置き換え、登場する小道具をマルタの鷹やまだらの紐やコルト、蝋人形から異星人の遺物や宇宙飛行の酔い止めに変えて、エッセンスは同じだから同じものかと言われると、評価は分かれるだろう。SFもミステリもどちらも好きだと言う人にはたまらなく面白い作品集だし、一方のファンが他方の魅力に気づくという効用もあるかも。 |
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いぬはミステリー (新潮文庫)価格: 780円 レビュー評価:3.5 レビュー数:2 タイトルが示す通り、犬がテーマのミステリーのアンソロジー。収録作品は以下の通り。
ロス・マクドナルド「眠れる犬」、シャーロット・アームストロング「敵」、ウィリアム・バンキア「ジャズの嫌いな犬」、ポール・W・フェアマン「闇の中を」、マイケル・ギルバート「非常口」、ロン・グーラート「なぜうちの犬は吠えないか」、ジョイス・ハリントン「ブーツィーをあの世へ」、エドワード・D・ホック「レオポルド警部、ドッグ・レースへ行く」、ワーナー・ロウ「リンカーンのかかりつけの医者の息子の犬」、フランシス・M・ネヴィンズJr「こちら殺犬課」、Q・パトリック「ポピーにまつわる謎」、ヒュー・ペンティコースト |
うそつきロボット (冒険ファンタジー名作選(第1期))価格: 1,575円 レビュー評価: 4.0 レビュー数:6 「ロボットの3原則」が最初に掲載されたのが、このアシモフの短編集である。もともと1950年代に発行されたものだが、今売られているのは1999年版だ。アシモフのロボットシリーズものの最初に発行されたのがこの1冊であり、彼のライフワークの一里塚となった。 AIを研究する、あるいは応用するという立場からは、各短編で取り上げられているトピックはそれぞれ非常に興味深い。もっとも、人間の話し言葉は理解できるが、発声ができないロボットが出てくるのはご愛嬌である。今使われているパソコンには文章を話させることができるが、命令を音声で理解させることは容易ではない。こういった1950年代の技術に対する |
ロマンティック・ストーリーズ (Little Selectionsあなたのための小さな物語)価格: 1,365円 レビュー評価: 4.0 レビュー数:1 たまには気分転換に恋愛小説でも読んでみようかと思うけれど、どろどろした話はイヤだし、ハッピーエンドでない話は後味が悪いから気がすすまないし、でもハッピーな結末が分かっている小説って、なんだか軽薄そうなイメージだし……と探し回っていたら、この本が見つかりました。どれもひとひねりもふたひねりもある展開なんですが、最後にはほっと一安心できるオチがついている短編を集めた本で、洋モノと和モノ、小説と漫画古いものと新しいもののバランスもいいし、適当な長さですぐに読み終わるから続きが気になってはらはらすることもないのが気に入りました。 もともと中高生をターゲットにした本だそうで、恋愛小説といってもほん |
見果てぬ時空 (ハヤカワ文庫NF―アシモフの科学エッセイ)価格: 714円 レビュー評価:4.0 レビュー数:1 物理化学では元素を論じ、生化学では人間に必須のビタミン類を扱う。「負の毒物」ではビタミンが欠けるとおこる死病の脚気や壊血病の歴史を語る。ものを知らない自分はこの本を読んで何故、英国水兵がライミーと呼ばれるかを初めて知ったのであった。いつものごとく解りやすく、知的好奇心を昂らされずにはいられない、魅惑の科学エッセイ集第13弾! |
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